問題が起きた。

そこで検査を増やす。

確認回数を増やす。

ダブルチェックにする。

再発防止として分かりやすい方法です。

しかし、検査を増やしたことで、不良そのものが発生しにくくなったのでしょうか。

検査は、発生した異常を見つけることには役立ちます。

一方で、異常が生まれる工程がそのままなら、検査する仕事だけが増えることがあります。

さらに確認を追加し続けると、記録、承認、報告も増えます。

その対策が必要なら実施すべきです。

ただし、「確認を追加したから改善した」とは限りません。

なぜ発生したのか。 工程や基準に問題はなかったか。 教育は適切だったか。 実際に守れる仕組みだったか。

そこまで戻って初めて、検査を増やす以外の選択肢が見えることがあります。

P.I.Serviceでは、対策を見るとき、得られる管理効果と、それを維持するためのコストを両方見ます。

検査を一つ追加することだけを見れば小さな負担でも、それが毎日、全製品、複数人に発生すれば影響は変わります。

必要なら増やす。

別の場所を直した方が合理的なら、そちらを直す。

品質を守るための仕事が、品質をつくる仕事を圧迫していないか。

検査の数ではなく、仕組み全体を見て考える必要があります。