手順書がある。

教育もした。

それなのに、人によってやり方が違う。

このとき、「手順を守らない人が悪い」と考える前に確認したいことがあります。

その手順は、本当に現場で実行できるでしょうか。

文章と実際の仕事がずれていないか。

例外が多すぎないか。

書いていない判断を、経験者が補っていないか。

標準が存在することと、標準として機能することは違います。

まずルールを確認する。

次に実際の動きを見る。

その差があれば、なぜ差が生まれているのかを見る。

現場がルールへ合わせるべき場合もあります。

反対に、現場で合理的に洗練された方法が生まれていて、ルール側を変えた方がよい場合もあります。

P.I.Serviceでは、最初からどちらかを正しいとは決めません。

ルールと実情を確認し、どちらを変更する方が目的に対して合理的か、運用コストも含めて判断します。

人によって違うこと自体が、必ずしも問題なのではありません。

品質や安全へ影響する違いなのか。

結果へ影響しない自由度なのか。

そこを分ける必要があります。

すべてを同じにすることが標準化ではない。

揃えるべきものを揃え、揃える必要のないものまで縛らない。

「人によって違う」という現象から、標準そのものの設計を見直すこともできます。