数字で管理する。

売上、利益率、生産性、稼働率、離職率、クレーム件数。

見える数字を増やせば、会社の状態も見えやすくなるように思えます。

でも、KPIが増えるほど管理が良くなるとは限りません。

数字を集めるためには、誰かが記録し、入力し、集計し、確認します。

その数字が判断に使われていなければ、管理のための仕事だけが増えていきます。

重要なのは、数字があることではなく、その数字を見て何を判断するのかです。

目標値から外れたら何をするのか。 変化したら誰が確認するのか。 そもそも、その数字は目的とつながっているのか。

また、数字だけでは見えないこともあります。

同じ生産数でも、現場が余裕を持って動いているのか、ぎりぎりで維持しているのかでは状態が違います。

同じクレーム件数でも、内容や潜在的な影響は同じではありません。

だから、測れるものだけを見るのではなく、「何を知るための数字なのか」を先に決める必要があります。

P.I.Serviceでは、曖昧さを減らすための数値化を重視します。

しかし、数値化すること自体を目的にはしません。

数値にできないものは明文化する。

そして数字も言葉も、判断につながらなければ管理情報としての価値は弱くなります。

KPIが増えたとき、会社が見えるようになったのか。

それとも、数字を見る仕事が増えただけなのか。

一度分けて考えてもよいのではないでしょうか。