「今月は不良ゼロでした。」

品質管理では、良い結果に見えます。

実際、不良が発生していないことには価値があります。

ただ、不良ゼロという結果だけで、品質管理の仕組みまで良好だと判断できるでしょうか。

検査で不良を外へ出さなかったのか。 そもそも工程で不良が発生しにくかったのか。 手直しによって不良として数えられなかったのか。 問題になりそうな変化を、現場が事前に拾えていたのか。

同じ「ゼロ」でも、中身は違います。

品質を見るとき、結果だけではなく、その結果がどのような仕組みから生まれたのかを見る必要があります。

P.I.Serviceでは、数字そのものより、その数字を何のために管理し、次の判断へどう使っているかを見ます。

不良件数がゼロなら、それで管理を止めるのではなく、その状態が偶然なのか、再現できるのかを考える。

誰が担当しても同じ品質へ近づけるのか。 変化が起きたときに気づけるのか。 必要な情報が残っているのか。

品質とは、最後に不良品を取り除くことだけではありません。

ISO 9000/9001の品質マネジメントも、顧客要求を満たすこと、プロセス、パフォーマンス評価、改善を含む仕組みとして品質を扱っています。

不良ゼロは、一つの結果です。

では、そのゼロを生み出した仕組みはどうなっているでしょうか。

そこを見ると、同じ数字から別の問いが始まります。